第10回 森ノ宮柔道整復学術集会 開催報告

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平成29年6月14日

第10回 森ノ宮柔道整復学術集会 開催報告

2017年5月21日(日)アネックス校舎4階で「柔道整復師として外傷を診る」をテーマに第10回森ノ宮柔道整復学術集会を開催しました。校友会の後援を受け、本校在校生・卒業生・他校の学生や業界の先生方等100名もの方々に参加していただきました。

シンポジウムでは、卒業1年目から経験豊富なベテランまで3名の先生、滝口翔平先生(なかやま整骨院、13期昼間卒)先生、山岡洋祐先生(城東整骨院、5期アドバンス卒)、塚本 顕彦先生(塚本整骨院、兵庫県柔道整復師会)に接骨院で外傷を診るに当たっての準備、リスク管理、医療機関とのかかわり方、情熱などを様々な事例を交えて分かりやすく発表していただきました。発表後には先生方のディスカッション、さらに参加者との質疑応答が熱く展開されました。

今回、堀智秋先生(伊賀整骨院)のご講演「臨床中よく遭遇する足関節捻挫において骨や靭帯を簡単に触り分ける方法について~障害評価に役立つ解剖学×触察~」では、大会初の試みとして実技指導も並行してお願いし、足関節捻挫として大雑把にとらえられがちななか、前距腓靭帯と踵腓靭帯を中心に、ランドマークを触察しながらの触り分けを指導していただきました。解剖学の教科書では決して学べない内容を参加者全員が真剣に、改めて解剖学を学ぶ視点と意識が変わったとの声が聞かれました。

シンポジウム・講演ともに白熱した結果、予定より約1時間も延長し、充実した大会となりました。終了後の懇親会でも本校のみならず本校卒業生の三瀬貴生先生の勤務される環太平洋大学学生も参加しとても充実した情報交換の場となりました。

学術集会にご協力いただきました皆様、そして後援していただきました校友会に心から感謝申し上げます。

プログラム

  • 開会の辞 12:00
  • シンポジウム 12:05~13:20 「外傷を接骨院で診る」

座長:西村 信一(西村接骨針灸院)、伊黒 浩二(森ノ宮医療学園専門学校)

  1. 「柔道整復師1年目の取り組み」 滝口 翔平(なかやま整骨院)
  2. 「整骨院で外傷を診ていくために必要な事」 山岡 洋祐(城東整骨院)
  3. 「外傷を接骨院で診る」 塚本 顕彦(塚本整骨院)
  • 講演 13:30~15:00

座長:外林 大輔(森ノ宮医療学園専門学校)

「臨床中よく遭遇する足関節捻挫において見落としてはいけない骨や靭帯を簡単に触り分ける方法について~障害評価に役立つ解剖学×触察~」 堀 智秋(伊賀接骨院)

  • 閉会の辞
  • 懇親会 15:10~16:10

【森ノ宮医療学園専門学校 教員 外林 大輔 (柔道整復学科3期)】