「大師流小児はり紹介」のための中国旅

◆卒業生投稿

平成29年10月26日

「大師流小児はり紹介」のための中国旅

こんにちは。

今回、初めて校友会ブログへ記事を投稿することになりました鍼灸学科20期卒の 王 栄 と申します。

2017年9月20日から私は「大師流小児はり紹介」の為中国へ招請されましたので、その内容を報告させて頂きます。

世界中医薬学会聯合会痧療罐療専業委員会第二回学会での発表

2017年9月23~24日世界中医薬学会聯合会痧療罐療専業委員会第二回学会が、有名な扁鹊廟のある中国河北省内丘县で開催されました。

痧療とは刮痧療法とも言い、皮膚をヘラ状の道具(刮痧板)を使って、刺激することにより 様々な症状を改善する療法です。小児針はこの分野に当たるかと思っております。

北京中医薬大学鍼灸推拿学院副書記 本大会副会長侯中偉副教授(右)と筆者(左)

 

私は大師流小児の針具、針の持ち方、使い方、治療順番、治療時間と刺激量、適応症などを説明しました。

今回の大会で私は痧療罐療専業委員会副会長に任命され、鍼灸業界の国際交流を力を尽くす第一歩だと思っています。

北京中医薬大学での講演

 

9月21日に北京中医薬大学本部(写真 左)、9月25日にはその良郷新校区で2回に渡って同じ「大師流小児はり紹介」というテーマで、針灸推拿学院の大学生,大学院生を中心に講演(写真 右)しました。

学生達は、大師流小児はりだけでなく日本の針灸現状にも日本という国にも興味津々であり、自分達の「針道青年誌」に「大師流小児はり紹介の講座は私達にこの療法を知らせ、視野を広め、同時に私達に違う治療法の間の繋がり、それぞれ特徴と精妙なところを考えさせられた。」と書いてくださりました。

 

【王 栄 / 森ノ宮医療学園専門学校(旧 大阪鍼灸専門学校)鍼灸学科20期】