2026年 新年のご挨拶 – 校友会 会長 浜田暁 –

◆オンライン会報2025

2026年1月1日

新年のご挨拶

森ノ宮医療学園校友会 会長 浜田 暁

母校の歴史と伝統を次世代へ

新年あけましておめでとうございます。昨年を振り返りますと相変わらず世界では各地で紛争が続き、国際秩序は機能不全に陥り混迷を極め、戦争は人々を暴力に駆り立て、個々人の意思とは無関係に苛烈な運命に投げ込み、命の奪い合いに走り、すべての生活基盤をも破壊し、苛酷な状況に陥れています。

我が国は戦後80年。平和を考えさせられた1年でした。過去の歴史、戦争・被爆の惨禍により学んだ平和憲法のもとに今日の繁栄を享受してきましたが、今や安全保障環境の緊迫、悪化する中で軍事力の増強と核抑止力の依存に大きく舵を切りだしました。しかし、国民生活を顧みない際限のない軍事力の保持で平和は守られるのでしょうか。大国が力をもって小国を支配する弱肉強食の世界になってしまう理不尽さは許されません。互いの立場を尊重し、外交という対話による解決こそが求められます。戦争も核もない平和な社会を希求する被爆経験のある我が国こそがその主導的役割を果たせるはずです。人の命を守るのは武力ではなく平和であることを肝に銘じたいと思います。

一方、国内では2025年の世相を一字で表す漢字に「熊」が選ばれました。クマが人を襲う事例が相次ぎ過去最悪。被害の多くは市街地で、クマと人の生活圏を隔ててきた里山の荒廃が指摘されています。2位は「米」、スーパーマーケットから米が姿を消し「令和の米騒動」に発展。3位は「高」で、物価や株価の高騰など日常を脅かす出来事も相次ぎました。他方、「大阪・関西万国博覧会」は、未来の技術や多様な文化に直接触れる機会となりましたし、ノーベル賞に選ばれた坂口、北川両博士は、逆境にめげずに信念を貫き、特筆すべき業績が称えられました。

我が母校においては、大学、専門学校ともに医療を志す人達の受け皿として選ばれる学校として不動の地位を築きつつありますが、少子化の進行が最も懸念されるところであり、施設の充実、教育環境の整備、教育の充実に日々取り組んでおり、校友会としても可能な限り支援を継続する覚悟です。会員の皆様方においても地域での貢献を含めた間接的、直接的支援をお願いする次第です。

本年は、診療報酬も大幅に引き上げられるとはいえ満足のゆくものではありませんが、自ら志した医療の道を追い求め、夢の実現に向けて前進されんことを心よりお祈り申し上げます。校友会も学園の歴史と伝統を次世代に引き継ぎながら卒後教育の充実と親睦に努め、会員及び学園に貢献できるよう活動の充実を図ります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2026年(令和8年)元日