辞典「中医基本名詞術語中日英対照国際標準」のご紹介

♦卒業生投稿

2019年10月4日

辞典「中医基本名詞術語中日英対照国際標準」のご紹介

―新辞典紹介—

私が編集、審定委員会の一人とする「中医基本名詞術語中日英対照国際標準」が1年半余りをかけて無事に完成しました。 この辞典の翻訳、審定に際して森ノ宮医療学園専門学校図書室の資料を利用し、図書室の横山先生にいろいろお世話になりました。また、版元の東洋学術出版社にも本辞典の編集、デザイン、制作に関してたいへんなご苦労をかけたそうです。 本書の序によると、「すでにドイツ語・スペイン語・フランス語・ポルトガル 語・イタリア語・ロシア語・ハンガリー語・タイ語など9つの言語で,中国語と対照した中医基本用語の国際標準を公布しています。欧米を中心に中医学を学ぶ環境は着実に広がっています。」 今回は10番目の発行となります。北京の中医薬国際サイト「世界中医药网」でも大きく報道されました。(写真1)
(写真1)
この本は6,261語ほど収録された中医基本用語の中国語・日本語・英語の対照表です。(表1)
(表1)
「日本語索引,日本語画数索引,中国語(ピンイン順)索引,英語索引,中薬ピンイン名索引,方剤ピンイン名索引,腧穴ピンイン名索引,中薬ラテン名索引を付して,中・日・英のいずれからでも用語を検索しやすいようにした。」 東洋学術出版社出版籍のご案内より(写真2)
(写真2)
中医、中薬、鍼灸、養生などの分野を含まれています。鍼灸師だけでなく、伝統医学にかかわる医者、薬剤師、研究者なども使えます。本書の序に「わが国から伝統医学を発信したり,国際的な学術交流をはかったりすることを見据えるならば,必携の基本工具となるはずである。」 と書いています。 校友会のみなさん、英語で発信する時や中国語の文献を読む時にも役に立つと思います。是非一度ご覧ください。

【王 栄(専/鍼灸学科20期)】