【卒業生投稿】校友会勉強会の所感と被災地支援

◆ 卒業生投稿

2024年4月26日

【卒業生投稿】校友会勉強会の所感と被災地支援

みなさん、こんにちは。新年度がスタートして早1か月となりました。お変わりございませんでしょうか。さて、41期生の福森千晶さんから校友会へご投稿いただいたブログを紹介させて頂きたいと思います。(森ノ宮医療学園校友会 総務)

「すごいぞ!!切皮」を受講して ~鍼灸師としてできる被災地支援を考える~

校友会ブログへの投稿はお久しぶりです。この森ノ宮を卒業して早8年の時が経過しました。
学生の間、果たしてこの道に進んで良かったのかと思うことがたくさんありましたが、卒業してからはそう思うこともなくなりました。きっとハリやお灸を通じて、多くの方と出逢い、様々な想いや感情と共有でき、寄り添える職業だということに気づかせてもらえたからだと思います。

今更ながら、卒後初めて校友会勉強会に参加しました。日頃より「意識をしている」というものは「全然意識ができていなかった」と再認識できる場となりました。知らなくても施術はできるけれど、ほんの少し知ろうとすることでこれまで目を向けていなかった世界に小さな光が射し込んだという感覚です。

この勉強会を経て、約3ヶ月の間、平時の活動に加え、能登半島被災地支援活動、日本災害医学会総会(京都)での鍼灸体験ブース出展等、鍼灸師として参加する機会がありました。自身も被災しているけれど支援者として業務に向き合ってくださる行政の職員さん。生まれ変わったら自然災害の少ない地域で暮らしたいとおっしゃった避難所でお会いした車椅子高齢者の方。ウクライナの戦時下で循環器内科医として勤務されているというドクターの方。尊敬している大学の教授に連れられて初めて鍼を受けに来たという医学生の方。過去にほんの少し東洋医学を勉強してみたことがあるんですと教えてくださった研修医の方。自覚症状がないから、鍼灸(やマッサージ)をどう活用していいのかわからなかったという医療福祉従事者の方。ここには書ききれないほどの多くの方々に「鍼」や「切皮の意識」でこれだけ変わるのだという効果を体感していただきました。

2月上旬。七尾市の支援活動から金沢市の宿泊先へ戻る途中。1月下旬の活動は大雪で中止となりました。1ヶ月経過した当時は断水中の貼り紙があらゆる施設にありました。3月下旬にはそのような貼り紙を見ることもなくなっておりました。

現場活動も、勉強会もすべては「気づき」の場であり、非日常で感じたこの体感をどう平時の活動へと繋げるのか。どの場所でも最後には皆さんが同じようなメッセージを口にしていました。『何事も平時からの準備が大切。物資だけでなく、ヒトとの関係性も。心の筋肉を育て、まずは日頃より自身を大切にする訓練を。』

鍼灸師として學び、意識し続けることはもちろんですが、今回の勉強会の「気づき」から繋がった地域やヒトとの出逢いを通じて、まずは自身が持つ小さな世界から今まで以上に大切にしていこうと心に誓いました。

2月下旬 日本災害医学会総会のブース周辺の様子

最後になりましたがわたし達、鍼灸師にできることは平時からたくさん溢れているという「気づき」を再確認する機会へと導いてくださったスタッフの先生方、講師の湯谷達先生、改めてありがとうございました。愛情を込めた1本をこれからも大切にしていきます。

七尾市街でいただいたお寿司。
(新鮮!の一言です)
ここ2ヶ月ほどお茶にはまっています。
特に土からできた茶碗の温かさがたまりません。

福森 千晶【専 / 鍼灸学科 41期卒 はり灸碧空】

【報告】すごいぞ!切皮 -校友会勉強会